iPS Bank NFT

iPSバンクNFTとは

健康に高い関心を持つ方々に向けて、自身の血液から専門機関による特許技術で、iPS細胞を作製・保管しておくバンクサービスです。

採血した16mlのうち8mlの血液からiPS細胞を作製し、専門機関にて凍結保管しておきます。
たった8mlの血液から作製された自身のiPS細胞や、その細胞の培養上清液を製造、活用することで、再生医療の実現が期待される高度再生医療の技術です。将来けがや病気の治療、美容医療など必要な時に自身の血液から得られたiPS細胞やiPS細胞由来分化細胞及びそれらの細胞から得られた培養上清液で自分自身への再生医療を行ったり、オリジナルの再生美療製品(化粧品)を生み出すことが出来ます。
また、iPS細胞作製時に得られたデータや個人情報は、近年注目を高めているWeb3のブロックチェーンによる技術で管理されます。

目的

自己血液を用いたiPS細胞の作製
他人のiPS細胞から作製した細胞、組織、臓器を移植する場合(他家移植)に、免疫拒絶反応が起こるリスクが伴います。自分自身のiPS細胞から自分の体に適合した細胞を作製、移植すること(自家移植)で、拒絶反応は起こりにくく、リスクを回避することができます。
万が一に備える
iPS細胞の作製には時間を要するため、けがや病気になった時にiPS細胞を治療に活用しようとしても、必要なタイミングでの再生医療を受けられない可能性があります。その時に備えてあらかじめ自分自身のiPS細胞を作製・加工し、品質評価を行った質の高いiPS細胞を保管しておくことで、必要な時に必要な種類の細胞、組織、臓器を最短で作り、医療に活用することが可能となります。
将来の臨床応用に向けての準備
現在、iPS細胞を活用した様々な病気の治療に向けて臨床研究が進められています。あらかじめ自分自身のiPS細胞を作製・保管しておくことで、研究が進められている治療が規制当局にて承認された際にスムーズに治療へと活用できることになります。

iPS細胞とは

iPS細胞は、血液や体細胞を培養して人工的に作られた多能性幹細胞(人工多能性幹細胞)のことで、以下2つの能力を持ち、万能な細胞を作ることが可能とされています。

自己増殖能

ほぼ無限に増殖する能力

多能性

全ての組織や臓器の細胞に分化する能力

これは、成熟した細胞を「多能性を持つ状態に初期化する」、つまり細胞の時間を巻き戻すような画期的な発見であり、今後の再生医療や創薬研究に役立つことが期待されています。